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Android狙う「DroidKungFu」がボットネットとして活動を本格化 - 米Fortinetが観測

Androidを狙ったマルウェア「DroidKungFu」が、ボットネットとして本格的な活動を開始しているとして、米Fortinetが警鐘を鳴らしている。

「DroidKungFu」は、脆弱性を攻撃してroot権限を奪う機能を備えたマルウェア。6月に登場したが、その後同社では、複数の亜種を検知している。亜種のひとつは「VPNクライアント」を偽装っており、ソーシャルエンジニアリングで感染を広げている。

感染すると、デバイスのroot権限が取得され、マルウェアのダウンロード、不正サイトのURLを開く、プログラムの起動、システム上のファイル削除など、さまざまな攻撃活動を行うという。

同社では、PCに感染するマルウェアと同様の攻撃を行うなど巧妙で、ボットネットとして活動開始していることから、利用者へ注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2011/11/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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