Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

日本マイクロソフト、月例セキュリティパッチ2件を公開 - 「緊急」は1件のみ

日本マイクロソフトは、当初の予定通り月例セキュリティ更新プログラム2件を公開した。非公開で報告を受けた3件の脆弱性へ対応したもので、いずれも悪用などは確認されていない。

深刻度「緊急」のプログラムは「MS11-035」の1件のみ。「Windows Server 2003」、およびItanium版を除く「Windows Server 2008」「同R2」におけるWINSサービスの脆弱性「CVE-2011-1248」を解消した。

同サービスは規定ではインストールされないが、細工したパケットを送付された場合、リモートでコードを実行される可能性があるため、利用している場合は早急に適用するよう同社では呼びかけている。

もう1件のセキュリティ更新プログラム「MS11-036」は、深刻度「重要」のプログラムで、「PowerPoint」に関する2件の脆弱性に対応した。

(Security NEXT - 2011/05/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「MongoDB」に脆弱性「MongoBleed」 - 「PoC」公開、早急に対応を
メール転送エージェント「Exim」に脆弱性 - 「クリティカル」評価も
「Apache NiFi」の「Asana」連携の一部処理にRCE脆弱性
ワークフローツール「n8n」に今月3件目の「クリティカル」脆弱性
「IBM API Connect」に認証回避の脆弱性 - 暫定修正を提供
Fortinet「FortiOS」既知脆弱性の悪用を確認 - 認証回避のおそれ
Atlassian、前月更新で脆弱性46件を修正 - クリティカル9件含むも影響は限定的
NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25