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2010年のMSセキュリティパッチは対前年比4割増 - 年間265件の脆弱性に対応

マイクロソフトは、月例セキュリティ更新プログラムとしては2010年最後となる17件のプログラムを15日に公開した。年間を通じて提供されたプログラムは106件となった。

今月の月例プログラムにより2010年に公開されたプログラムは100件を突破して106件に達し、2009年の74件を大きく上回った。これらプログラムにより修正した脆弱性は265件にのぼっている。

同社セキュリティレスポンスチームのセキュリティスペシャリストである松田英也氏によれば、2010年に提供されたセキュリティ更新プログラムを見ると、あたしいシステムほど脆弱性が少ない傾向が見られたという。

セキュリティ更新プログラムの件数で比較した場合、「Windows XP」向けに提供されたプログラムは60件だったのに対し、「同Vista」では54件と約1割ほど少なく、「同7」では49件とさらに下回った。

(Security NEXT - 2010/12/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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