サイバー犯罪被害者の前にそびえる「3つの壁」
サイバー犯罪などに詳しい弁護士の紀藤正樹氏によれば、サイバー犯罪の解決には3つの壁があるという。同氏は、被害を受けてからでは対策が難しい状況があるとし、身を守るために「自衛」を呼びかけている。
シマンテックが去る2月23日に、コンシューマ向け新製品「ノートン360バージョン4.0」を発表し、マスコミ向けに発表会が開催されたが、同日ゲストスピーカーとして招かれた同氏が、サイバー犯罪の現状について講演したもの。
同氏はインターネット上にさまざまな犯罪があり、故意による明らかな不正アクセス禁止法違反がある一方、不安や迷惑行為、モラルに反した行為や、過失などさまざまなケースが存在し、すべてが「犯罪化」できない状況について解説した。
インターネットの普及がはじまった95年に「ハイテク犯罪対策センター」が設立され、その後組織強化など行われたが、2008年に入ってやっと逮捕者が出た段階。さらにサイバーテロ的な不正アクセスについては、日本国内では1件も検挙がない。
(Security NEXT - 2010/03/04 )
ツイート
PR
関連記事
米当局、「FortiWeb」の脆弱性悪用に注意喚起
アスクル子会社の受託物流サービス、取引先情報流出の可能性
番組編集ネットワークにランサム攻撃 - ケーブルテレビ可児
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース
ランサム被害で顧客や取引先の情報が流出 - アスクル
日本サイバー犯罪対策センター、ウィンブレ実写映画とコラボ
米当局、「WatchGuard Firebox」など脆弱性3件の悪用に注意喚起
第三者がサーバより情報を窃取、データ暗号化は確認されず - プラ製品メーカー
Drupal向け「OAuth」サーバモジュールに認可バイパスの脆弱性
Samsung製端末、ゼロデイ攻撃の標的に - 商用レベルスパイウェアを悪用か

