Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

全ファイルにアクセス可能となる「WebDAV」の脆弱性に注意 - NTTデータ・セキュリティが注意喚起

NTTデータ・セキュリティは、マイクロソフトが提供するウェブサーバ「インターネットインフォメーションサービス(IIS)」における「WebDAV」機能の脆弱性について注意を呼びかけている。

「同6.0」における「WebDAV」機能でUnicode処理に問題が見つかったもの。「WebDAV」機能を有効にしている場合、「WebDAV」のディレクトリはもちろん、ファイル名がわかっている場合は、認証設定したページも含め、ウェブサーバ上のすべてのファイルへ認証なしにアクセスが可能となる。

NTTデータ・セキュリティは、実際に検証用システムを用意し、ファイルを取得できることを確認した。修正プログラムは19日の時点で用意されておらず、マイクロソフトでもアドバイザリを公表している。

NTTデータ・セキュリティでは今回の検証結果を受け、「WebDAV」機能を無効にするよう注意喚起を実施。また意識せず同機能が稼働させているケースも見られることから、あらためて確認を行うよう注意を促している。

NTTデータ・セキュリティ
http://www.nttdata-sec.co.jp/

(Security NEXT - 2009/05/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

SAP、月例アドバイザリ20件を公開 - 複数「クリティカル」も
「Dell Data Lakehouse」が脆弱性145件を修正 - 深刻な脆弱性も
「ManageEngine Analytics Plus」にSQLi脆弱性 - 8月の更新で修正済み
マルウェア対策製品「Avast」「AVG」に深刻な脆弱性
Synology製NAS「BeeStation」に深刻な脆弱性 - 修正版が公開
米当局、「WatchGuard Firebox」など脆弱性3件の悪用に注意喚起
ビデオ会議サービスのZoom、脆弱性9件を公表
「MS Edge」のアップデート、脆弱性5件を修正
MS、11月の月例修正パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性にも対応
「Chrome」のスクリプトエンジン「V8」に脆弱性 - 修正版を公開