独自開発の人口知能を搭載したSaaS型ウェブセキュリティサービス - メッセージラボ
今回のサービス発表に合わせ、同社は都内で記者向けの発表会を行った。発表会で登壇した同社代表取締役の山本誠治氏は、新製品の紹介にあたり従来より提供しているメールセキュリティの状況についても言及し、添付ファイル経由のウイルス拡散は減少傾向にある一方、ウェブ経由でマルウェアをダウンロードさせる手法や、特定の標的を狙った「ターゲットアタック」が増加しているなど、脅威の傾向が変化していると述べた。
特に悪意あるサイトへ誘導するリンクを含むメールの場合、スパムやウイルスメールと判定されにくいことから、既存システムでの検知が難しく、こうした悪意あるサイトは日々増加しており、発生してわずか1日でURLが変更されるケースも多いとして、リアルタイムでの対応が重要だと指摘した。
国内のユーザーよりこういった現状へ対応を求める声も寄せられており、今回のウェブセキュリティサービスを追加し、メール、ウェブ両面から対応した。
メールセキュリティ製品については、全世界で4000台で運用しており、100%の稼働率などSLAを特徴としているが、テクニカルダイレクターの坂本真吾氏によれば、ウェブ向けのサービスについても今回のサービスインにあわせて、国内の2カ所にデータセンターを開設。
レスポンスの関係から国内のデータセンターをメインに利用するが、全世界に配置されたサーバと協調して動作し、稼働率100%や遅延0.1秒未満のSLAを実現するなど、安定したサービスが提供できる環境を整備したという。
代表取締役の山本氏(左)とテクニカルダイレクターの坂本氏(右)
(Security NEXT - 2009/02/18 )
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