Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

独自開発の人口知能を搭載したSaaS型ウェブセキュリティサービス - メッセージラボ

メッセージラボジャパンは、SaaS型ウェブセキュリティサービス「Managed Web Security Services」を、3月1日より提供開始する。

同サービスは、ウェブ経由で侵入するウイルスやスパイウェアをブロックするとともに、URLフィルタリングやダウンロードファイルのスキャン、ポリシーに基づくアクセス制御、オンデマンドのレポート作成など、統合的なセキュリティ機能をSaaSサービスとして提供するもの。

090218ml2.jpg
システムの模式図(クリックで拡大)

URLフィルタリングには、シマンテックのエンジンを採用しており、標準で54カテゴリに対応。一方ウイルス対策エンジンはシマンテック製ではなく、傾向の異なる3つのベンダーエンジンを採用している。

さらにこれらで駆除できなかったウイルスに対して、2万件のニューリスティックルールなどを搭載した独自開発の人工知能「SKEPTIC」を組み合わせることで対応している。ウイルス対策エンジンは同システムへの付加を防止するために利用されており、「SKEPTIC」が実際に処理するウイルスは全体の6%ほどだという。

企業やグループごとに独自のポリシーを設定できるほか、ダウンロードファイルのスキャンではMIMEタイプやファイル拡張子を設定して、特定のファイルへのアクセスをブロックすることも可能。

また、最新の脅威やウェブの利用状況を視覚化するダッシュボードのほか、サマリーレポートや詳細レポート、監査レポートなどレポート機能を搭載した。

(Security NEXT - 2009/02/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

JPCERT/CCが攻撃相談窓口を開設 - ベンダー可、セカンドオピニオンも
警察庁が開発した「Lockbit」復旧ツール、複数被害で回復に成功
ラック、生成AIシステム特有のセキュリティ問題を診断するサービス
APIゲートウェイ向けにOSSのセキュリティプラグインを公開
外部から見える脆弱性や闇ウェブ情報など監視するサービス
漏洩アカウント情報を調査、通知するサービス - IIJ
「WarpDrive」に「攻殻機動隊」の世界観でセキュリティ学べるゲーム機能
自社開発エンジンによる「ASMツール」を提供 - GMOサイバーセキュリティ
セキュリティ診断に探索的テストを組みあわせた「IoT機器診断サービス」
攻撃者を疑似体験し、セキュリティの重要性を学ぶボードゲーム - IPA