Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

東京都のウェブサイトが改ざん - 閲覧でウイルス感染か

東京都が提供するウェブサイト「東京都障害者サービス情報」が不正アクセスにより改ざんされたことが判明した。都では、感染のおそれがあるウイルスなどについて詳細を調べている。

同サイトは、都が外部業者へ委託して運営しているもので、12月17日夕方から12月18日午前中にかけて不正アクセスにより改ざんされていたという。障害者施策推進部計画課の職員が問題に気が付き、サービスを停止した。個人情報は含まれていなかった。

同サイトは、障害者自立支援法に基づく指定事業所に関する情報を提供しており、事業所数約5300件の情報が含まれるほか、事業者指定に関する申請書等様式や各種報告の書式などを公開している。

今回の不正アクセスにより事業者の検索結果一覧が改ざんされたほか、書式ライブラリ名簿にウイルスをダウンロードするリンクが追加されていた。

都ではウイルスに関して詳細を調べており、判明次第公表する予定。また同サイトについては安全性が確認できるまで停止するとしている。

東京都
http://www.metro.tokyo.jp/

(Security NEXT - 2008/12/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

社内侵入の痕跡確認されず、クラウドサービスは個別対応 - BBT
高校で生徒の個人情報含む記録簿を紛失 - 大阪府
委託先でメール誤送信、講座受講者のメアド流出 - 神奈川県
「SSHコンソーシアムTOKAI」の情報発信サイトが改ざん被害
企業サイトが負荷上昇で断続的に停止、原因など調査 - コスミック
事故関係の通話内容含む一部記録媒体が所在不明 - 東京海上ダイレクト
遠隔アクセス用サーバ経由で侵入、個人情報流出の可能性も - サカタのタネ
顧客管理システムの開発委託先で侵害 - 日産ディーラーの個人情報が流出
「Frappe Framework」「ERPNext」にXSS脆弱性 - 管理者権限奪取のおそれ
DigiEver製NVRの脆弱性悪用に注意 - 米CISAが警告