Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、「緊急」6件を含むセキュリティ更新プログラムを公開

マイクロソフトは、12件の脆弱性を解消する2月度のセキュリティ更新プログラムを公開した。今回の更新では、以前公開が延期となったプログラムが4件を含まれており件数が膨らんだ。

重要度が「緊急」とされる脆弱性は、「Word」や「Offce」「Internet Explorer」に関するものをはじめ、「Microsoft Data Access Components」「Microsoft Malware Protection Engine」「HTMLヘルプにおけるActiveXコントロールの脆弱性」など6件。いずれも脆弱性を攻撃された場合、外部からパソコンを乗っ取られる可能性がある。

同社セキュリティチームによると、「Microsoft Malware Protection Engine」の脆弱性については定期的に更新している場合は影響受けないという。また、「Microsoft Data Access Components」の更新プログラムは、非サポート環境にインストールできる可能性もあり注意が必要。

さらに「Windowsシェル」や「Microsoft OLEダイアログ」に関する脆弱性など、「重要」とされる脆弱性も6件あり、それぞれリモートでコードが実行されたり特権が昇格される可能性がある。

2007年2月のセキュリティ情報
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms07-feb.mspx

マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/

(Security NEXT - 2007/02/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ネットワーク侵害を確認、詳細を調査 - テーオーシー
悪用確認された「WinRAR」「Windows」の脆弱性に注意喚起 - 米当局
エンドポイント管理製品「Ivanti EPM」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「Adobe Acrobat/Reader」に複数脆弱性 - アップデートを公開
「Adobe ColdFusion」に緊急性高い脆弱性 - 早急に対応を
「Firefox 146」がリリース - 権限昇格やUAFなど脆弱性13件を解消
複数Fortinet製品に認証回避の深刻な脆弱性 - 影響確認と対策を
MS、2025年最後の月例パッチ - ゼロデイ含む脆弱性56件に対処
国内セキュリティ産業の振興コミュニティが発足
JPCERT/CCベストレポーター賞、多数の報告で寄与した2人が受賞