Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

顧客情報記載の帳票を紛失 - 名古屋市上下水道局

名古屋市上下水道局は、2月21日に熱田営業所において、同局の職員が個人情報を含んだ帳票を紛失したと発表した。

所在不明となっているのは、貯水槽水道の調査内容を記録した「貯水槽水道調査票」と、顧客の水道に関する基本情報を記載した「受付調査票A」を綴じたもの。現地での調査後、3組の紛失が判明したため捜索したが、1組しか発見できなかったという。

同帳票には給水装置の所有者名、装置を設置している建物名、住所、電話番号、料金の請求先などが記載されていた。

同局では個人情報の持ち出しについて具体的な規定を設けており、今回紛失した「受付調査票A」は持ち出さない規定で、持ち出す場合も鞄に入れた上で携行するよう決められていたが実施されていなかったという。

同局では、該当する顧客には個別に訪問のうえ謝罪した。今後はルールの周知徹底を図り、再発防止に努めるとしている。

(Security NEXT - 2006/02/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

メール誤送信でファンクラブ会員のメアド流出 - クリアソン新宿
新「NOTICE」がスタート、脆弱性ある機器も注意喚起対象に
サイトで閲覧障害、影響や詳細を調査 - メディキット
緊急連絡用職員名簿をポーチごと紛失、翌日回収 - 江戸川区
指導要録の紛失判明、過去に緊急点検するも見落とし - 杉並区
複数フォームで設定ミス、入力情報が閲覧できる状態に - Acompany
スポーツ用品販売のヒマラヤ公式Xが乗っ取り被害 - なりすましDMに注意
UTM設置時のテストアカウントが未削除、ランサム感染の原因に
カンファレンスイベント「CODE BLUE 2024」、講演者募集を開始
「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施