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被害が拡大するオレオレ詐欺

警察庁は、4月度のオレオレ詐欺の被害実態を発表した。1カ月間の被害額は被害総額は大幅に増加し、11億を突破。過去最悪となった。

900件前後で推移していた被害件数も1100件とひと月で大幅に増加している。警察庁によれば、オレオレ詐欺をはじめ、架空請求詐欺やネットオークション詐欺など知能犯罪が増加しているという。

警察庁では「身近な知能犯罪の抑止対策の強化について」を発出し、関係警察相互の連携および基礎捜査の徹底等を推進する。また、預貯金口座の不正開設や売買、携帯電話の不正取得、契約など、各種犯罪を助長する行為についても、あらゆる法令を駆使し、積極的な検挙に努めるとしている。

オレオレ詐欺や架空請求事件では流出した個人情報が利用されることが多い。100万件以上の個人情報が流出した三洋信販の個人情報漏洩事件など、実際に被害も報告されている。

(Security NEXT - 2004/05/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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