Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

スパムに悪用された有名人ランキングが発表 - ブラピとトムクルーズで全体の4分の1

Panda Securityは、スパムやウイルスメールなどの悪意あるメールで2008年に最も多く利用された有名人のランキングを発表した。

同社の研究機関「PandaLabs」の調査によれば、2008年に悪意あるメールに最も多く使われた有名人はブラッドピットさんで、全体の12.57%を占めた。2位はトムクルーズさんの12.14%。2人だけで有名人に関連した悪意あるメール全体の4分の1を占めている。

10位圏内で3位以下はほとんどが女性。3位はブリトニースピアーズさんで12.01%、4位はアンジェリーナジョリーさんの11.62%と続く。ハリウッド俳優や有名歌手が目立つが、トップ10圏外ではあるもののバラクオバマ大統領やゴルファーのタイガーウッズ選手、フィデルカストロ前議長の名前も利用された。

PandaLabsのテクニカルディレクターによれば、悪意あるメールの送信者はネット上でよく検索される名前や話題になっている名前を常にチェックしており、メールにそういった名前を使うことでユーザーの興味を引こうとするという。有名人の名前が含まれていても、不審なメールの添付ファイルやリンクは開かないよう注意を促している。

(Security NEXT - 2009/02/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

1年で不正サイトへのアクセス7億件をブロック - 前年から4割増
Apple、約170万件の不正アプリ停止 - 20億ドル超の不正クレカ取引を阻止
「WordPress」関連事故の背景に知識や予算の不足
ウイルス届け出、前年比73.4%増 - 「Emotet」など被害も
2020年の緊急対応支援、3割強が「Emotet」 - ラック
2019年下半期は1953万件の違反投稿に対応 - LINE
2019年の不正アクセス届出は89件 - 56件で被害
半年でSNS投稿1799万件を非表示に、45%がスパム - LINE
インシデント調査の26%がランサム被害 - 詳細調査で3割強よりAPT痕跡
2018年はランサム活動が縮小 - RaaSの「GandCrab」に活発な動き