MS、深刻度「緊急」の定例外セキュリティパッチを公開 - ワーム悪用のおそれも
マイクロソフトは、24日に定例外のセキュリティ更新プログラム「MS08-067」を急遽公開した。WindowsのServerサービスにおける非公開の脆弱性を解消するもので、最大の深刻度は「緊急」。
問題の脆弱性は、Serverサービスに関するもので、細工したRPCリクエストを利用することで、外部から任意のコードを実行されるおそれがあるという。
影響を受けるのは、「Windows 2000」や「Windows XP」「Windows Server 2003」で、いずれも深刻度は「緊急」。また「Windows Vista」や「Windows Server 2008」についても「重要」に設定されている。
同社によれば、今回見つかった脆弱性がワームなどへ悪用されるおそれがあるという。同社では、セキュリティ更新プログラムの提供に加え、脆弱性の危険緩和策としてファイアウォールで利用しないポート以外を閉じるなど対策を推奨している。
マイクロソフトセキュリティ情報「MS08-067」
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/MS08-067.mspx
マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/
(Security NEXT - 2008/10/24 )
ツイート
PR
関連記事
CiscoやSonicWallのゼロデイ脆弱性悪用に注意喚起 - 米CISA
「Node.js」のアップデートが再延期 - 年明け2026年1月7日を予定
SonicWallのリモートアクセス製品「SMA1000」にゼロデイ脆弱性
「Apache Airflow」の開発用拡張コンポーネントにRCE脆弱性
NVIDIAのロボティクスやAI開発向けシミュレーション基盤に脆弱性
Ciscoのメールセキュリティ製品にゼロデイ攻撃 - 構成や侵害状況の確認を
Fortinet複数製品の認証回避脆弱性、悪用が発生 - 設定確認を
「Apache Commons Text」旧版に深刻な脆弱性 - 「FileMaker Server」に影響
「Chrome」にアップデート - 「WebGPU」「V8」の脆弱性を解消
SAP、月例パッチで脆弱性15件を修正 - 「クリティカル」も
