Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

公開鍵証明書不要の「AISTパスワード認証方式」などが国際標準化

産業技術総合研究所(産総研)が提案していた「AISTパスワード認証方式」および「AIST匿名パスワード認証方式」が、国際標準規格として発行された。

20171113_ai_001.jpg
AISTパスワード認証方式(図:産総研)

同研究所が提案した「AISTパスワード認証方式(AugPAKE)」は、インターネットなどの公衆回線上のユーザーとサーバやIoT機器間で利用できる認証技術。

今回、国際標準規格の「ISO/IEC 11770-4:2017」で標準技術のひとつとなり、「AKAM3(Augmented Key Agreement Mechanism 3)と命名、規格化された。公開鍵証明書を用意することなく、パスワードのような短い秘密情報のみで同レベルの安全性を確保した相互認証が可能だという。

従来のパスワード認証方式と同様に、メールや電子商取引、オンラインバンキングなどのサービスに活用できるほか、公開鍵証明書の検証処理が不要となり、検証処理の負荷を削減できるため、処理能力の低いIoT機器でも利用できるとしている。

またユーザーを特定することなく特定集団に属すことを確認できる「AIST匿名パスワード認証方式」についても、「ISO/IEC 20009-4:2017」で標準化された。個人の認証を行うことなく、属性認証を行えることから、匿名アンケートのほか、内部告発や匿名カウンセリングなどへ応用できるとしている。

(Security NEXT - 2017/11/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Splunk Enterprise」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性など解消
「Arista EOS」ゼロデイ含む脆弱性3件を悪用リストに追加 - 米当局
ビデオ会議ツール「Zoom」のモバイルクライアントなどに脆弱性
「Ivanti Sentry」に複数の深刻な脆弱性 - 修正版を公開
SAP、月例アドバイザリを公開 - 「クリティカル」が4件
MS、月例パッチを公開 - 200件以上の脆弱性に対応
「Veeam Backup & Replication」のバックアップサーバにRCE脆弱性
「FortiSandbox」のウェブUIに深刻なRCE脆弱性- アップデートを
米当局、Check Point製UTMやLiteLLMの脆弱性悪用に注意喚起
Check Pointのレガシー構成VPNにゼロデイ脆弱性 - 5月初旬より悪用