Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

インターコムの「MaLion」に認証不備やSQLiなど複数の脆弱性

インターコムが提供する「MaLion」のエージェントやサーバに、複数の脆弱性が含まれていることが判明した。アップデートがリリースされている。

同製品は、資産管理機能やアクセス制御機能などを提供するソリューション。影響を受ける脆弱性は、バージョンによって異なるが、エージェントにおいて認証不備の脆弱性「CVE-2017-10815」やSSLサーバ証明書の検証を行わない「CVE-2017-10819」などが判明した。

また暗号化鍵がハードコードされている「CVE-2017-10818」のほか、中継サーバに関しても、「SQLインジェクション」の脆弱性「CVE-2017-10816」や認証不備の脆弱性「CVE-2017-10817」が存在することが明らかになったという。

同脆弱性は、リクルートテクノロジーズの西村宗晃氏がJPCERTコーディネーションセンターへ報告したもので、同センターが調整を実施した。

インターコムでは最新版となる「同5.2.2」を提供しており、同社やセキュリティ機関ではアップデートするよう注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2017/08/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Citrix Bleed 2」への懸念広がる - 提供元は「悪用未確認」強調
メッセージ保護アプリ「TM SGNL」の複数脆弱性、悪用リストに追加
「NetScaler ADC」脆弱性、パッチ公開前から攻撃発生
「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、アップデート公開 - 軽減策の実施も
特権コマンド実行ツール「sudo」に重要度「クリティカル」の脆弱性
「IBM WebSphere Application Server」にRCE脆弱性 - 暫定パッチ公開
「MS Edge」にアップデート - 固有の脆弱性などにも対処
Salesforceのローコード開発ツールに脆弱性 - 設定リスクの指摘も
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も