Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「McAfee Web Gateway」に深刻な脆弱性 - アップデートを強く推奨

「McAfee Web Gateway(MWG)」にリモートより悪用できる深刻な脆弱性をはじめ、複数の脆弱性が含まれていることがわかった。McAfeeでは、アップデートを強く推奨している。

同製品が利用する「Unrar 5.5.4」の「VMSF_DELTAフィルタ」において、RARファイルの処理に起因するメモリ破壊の脆弱性「CVE-2012-6706」が存在することが明らかになったもの。

同脆弱性は、2012年に「Sophos Threat Detection Engine 3.36.1」で指摘され、修正された経緯がある。遠隔の攻撃者が認証なく悪用することが可能で、重要度は「クリティカル(Critical)」にレーティングされている。

またカーネルや「glibc」、「sudo」に特権の昇格に関する脆弱性3件「CVE-2017-1000364」「CVE-2017-1000366」「CVE-2017-1000368」が含まれていることが明らかになった。いずれも重要度は「高(High)」。

同社では脆弱性を修正した「同7.6.2.15」「同7.7.2.3」をリリース。これら以降のバージョンへアップデートするよう強く推奨している。

(Security NEXT - 2017/07/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「HashiCorp Vault」に脆弱性 - 複雑なJSON処理でDoS状態に
C言語向けライブラリ「cJSON」に脆弱性 - 重要度「クリティカル」
DjangoフレームワークにSQLi脆弱性 - アップデートで修正
「MS Edge 140」が公開 - 独自修正含む脆弱性5件に対処
Pixarの3D記述フレームワーク「OpenUSD」に深刻な脆弱性 - PoCも公開
「Sitecore」や「Linuxカーネル」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「Android」の2025年9月パッチが公開 - ゼロデイ脆弱性2件を解消
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
コンテナセキュ基盤「NeuVector」に脆弱性 管理者パスワードの変更を
「ImageMagick」に脆弱性 - 不特定多数の画像処理で影響大