Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

三菱UFJニコスで取引履歴の開示漏れが発生 - 過払返還4万6712件に影響か

三菱UFJニコスは、顧客から取引履歴の開示請求を受けた際、一部で開示漏れが発生していたと発表した。

新たに取引履歴が判明したのは、NICOSブランドにおける1991年から1995年までに利用した場合や、UFJカードにおいて1993年などに利用し、2005年7月20日以降に開示した一部ケース。

同社では、開示請求を受けた場合、保有データを勘違いし、いずれも「取引データなし」として回答していた。今回の事故について、同社では保有データの範囲について誤認があったとし、法令などに対する認識についても十分じゃなかったと説明している。

今回の開示ミスにより、4万6712件において過払い利息の計算に影響を与える可能性があり、同社では必要に応じて取引履歴を開示する。また、すでに和解や調停により利息を返還している場合についてもさらに差額を返還するなど対応を行うとしている。

三菱UFJニコス
http://www.cr.mufg.jp/

(Security NEXT - 2007/11/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

組織向けコラボツール「Mattermost」に脆弱性 - 「クリティカル」も
脅威情報共有基盤「MISP」がアップデート - 2件の脆弱性を修正
入力委託先で特定健診の受診票などが所在不明に - 守口市
AI環境向けに分散処理フレームワーク「Ray」にRCE脆弱性
SwitchBot製テレビドアホンに脆弱性 - 親子機の更新を
口座振込の確認メールを「CC」送信、メアドが流出 - 大阪市
総当り攻撃で内部侵入、挙動検知してサーバ隔離 - タマダHD
医療分野のセキュリティ人材育成で協定 - IPAとJAMI
認証管理製品「Devolutions Server」に複数脆弱性 - アップデートを提供
問合窓口担当者が外部サイトで顧客電話番号に関する不適切投稿 - JR東日本