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IoT向け無線規格の普及目指す「IP500 Alliance Japan」が発足

IoTのあらたな無線規格の普及を目指す「IP500 Alliance Japan」が発足した。

「IP500 Alliance」はIoT向けの無線通信規格で、EUを中心に展開。ASSA ABLOY、BOSCH、GEZE、Honeywell、Siemensなど377社が参加しており、国内からはオムロン、豊田通商が参加している。

EUの防火防犯認定規則であるVdSの認定を受けており、HEMSやビルセキュリティなど、信頼性が高い分野などへの活用できるとし、プラント、制御分野、医療などへ広く普及させることを目指している。

アドホック通信に対応したIoT機器によるメッシュネットワークが特徴で、相互接続性を重視。国際スタンダードである「IEEE802.15.4-2006」「IPv6」「6LoWPAN」「UDP」「BACnet」など、他規格にも対応する。

またひとつのネットワークに数千のセンサーを接続でき、機器間については、IPsecによる接続が可能。使用する周波数帯域は、EUでは「868MHz」、米国では「915MHz」で、日本では「915MHz」および「928MHz」でいずれもサブ1GHz周波数帯となっている。

2015年春に国内で評価キットを発表する計画で、現在2チップ構成のモジュールについても、シングルチップのモジュール設計を行い、2015年末に完成する予定。

(Security NEXT - 2015/02/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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