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科学技術振興機構の運営サイトが2度にわたり改ざん - 閲覧でウイルス感染の可能性

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科学技術振興機構(JST)が運営する研究開発戦略センターのウェブサイトが2度にわたり改ざんされていたことがわかった。閲覧によりウイルスへ感染するおそれがあったという。

科学技術の政策情報などを配信する同センターの「デイリーウォッチャー」をはじめ、複数のページが改ざんされたもの。

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Googleによる同サイトの検索結果。ウイルス感染のおそれがあるとして警告表示を行っている。サイトはすでに閉鎖されており、アクセスできない

5月27日に改ざん検知サイトの警告によって「デイリーウォッチャー」の改ざんを把握。5月25日に改ざんされたもので、同ページを削除した上でサーバに対するアクセスを制限した。しかし、再び6月3日に改ざんが発覚。6月1日から3日午前中にかけて4ページが被害に遭っており、同機構では同サイトを閉鎖した。

改ざんされたページを閲覧した場合、誘導された不正サイトからウイルスに感染する可能性がある。個人情報は取り扱っておらず、漏洩などは発生していない。同機構では、心当たりがある利用者に対し、ウイルスへ感染していないか確認するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2013/06/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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