Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Flash Player」のアップデートが公開 - ゼロデイ攻撃が発生中

Adobe Systemsは、「Adobe Flash Player」の脆弱性を修正するアップデートを公開した。すでに脆弱性を悪用する標的型攻撃が発生しているという。

同アップデートは、脆弱性「CVE-2012-1535」を修正するプログラム。同脆弱性が攻撃を受けた場合、アプリケーションがクラッシュし、リモートでコードを実行される可能性がある。同社では、すでに今回の脆弱性に関して、細工したWordファイルを利用した標的型攻撃について報告を受けているという。

同社は、標的型攻撃で「Internet Explorer」の「ActiveX」で動作する「Flash Player」が攻撃対象となっているとして、「Windows」環境では適用優先度を3段階中もっとも高い「1」にレーティング。

「Mac OS X」「Linux」については次に高い優先度「2」に設定し、「Windows」と「Mac OS X」については最新版となる「同11.3.300.271」へ、「Linux」では「同11.2.202.238」へアップデートするよう呼びかけている。

また「Google Chrome」へインストールされた「Flash Player」については、「Google Chrome 21.0.1180.79」への自動アップデートで修正される。

(Security NEXT - 2012/08/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
WP向けメールマーケティングプラグインにSQLi脆弱性
HashiCorpのGo言語向けライブラリ「go-getter」に脆弱性