Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ウェブサービス「忍者ツールズ」で障害 - レジストラによるドメイン停止措置で

サムライファクトリーは、同社ウェブサービス「忍者ツールズ」の全サービスにおいて、ドメイン情報の初期化にともなうサービス障害が発生したと発表した。

7月12日20時20分ごろから21時30分にかけて障害が発生し、ブログやアクセス解析、広告サービスをはじめ、すべてのサービスについてアクセスができなくなり、管理画面にもログインできない状態が発生した。

同社取引先でドメインレジストラであるGMOインターネットの「お名前.com」によりドメイン停止措置が行われ、ドメイン情報が初期化されたのが障害の直接の原因だという。

忍者ツールズを利用する一部サイトが、「お名前.com」の約款に抵触していたことが、ドメイン停止措置の理由で、サービス全体に影響が波及した。

今回の不具合では、ドメインのDNSサーバ情報も一時変更されたため、障害回復後もDNS情報がキャッシュに保存され、利用者の環境によっては、障害発生以降72時間以上にわたりアクセスできないケースもある。

同社では今回の問題を受け、有料サービスやポイント還元サービスなど一部利用者に対して、補填などを実施するとしおり、対象となる顧客には個別に連絡を取っている。

(Security NEXT - 2012/07/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

サーバがランサム被害、UTMの設定不備を突かれる - CRESS TECH
ランサム被害、本番環境への影響がないことを確認 - フュートレック
特別支援学校で生徒の個人情報含む書類が所在不明 - 埼玉県
先週注目された記事(2024年3月31日〜2024年4月6日)
個情委、人事労務サービスのMKシステムに行政指導 - 報告は3000件超
システム障害で製品供給に影響、サイバー攻撃に起因か - HOYA
ランサム被害で情報流出のおそれ、調査を継続 - フュートレック
障害者の個人情報含むファイルを事業者に誤送信 - 横須賀市
小学校サイト掲載の学級通信に要配慮個人情報 - 豊田市
クラウドサービスに不正アクセス、データが削除される - PCIソリューションズ