ボットネットの活動停滞でスパムの減少傾向が続く - メッセージラボまとめ
メッセージラボジャパンは、1月におけるスパムやウイルスの状況について取りまとめた。大規模ボットネットの活動停滞の影響で、スパムの割合が減少している。
レポートによれば、マルウェアをホストしている不正サイトは、前月から21.5ポイントの減少。1日あたり平均2751件発見されている。ブロックされたサイトの44.1%が1月にあらたに遮断されたもので、またウェブベースのマルウェアの21.8%もあらたに確認された新種だった。
ウイルス感染メールは364.8通に1通の割合で検出され、前月比0.3ポイントの下落した。不正サイトへのリンクを含むメールは全体の65.1%で前月比2.5ポイント減となった。フィッシングメールの割合は409.7通に1通で大きな変化はなかった。
2010年末からスパムメールの減少が目立っており、1月の全メールに占める割合は78.6%と、前月比3.1ポイント下落した。減少の原因として、まず「Rustock」「Lethic」「Xarvester」など大規模ボットネットの活動停滞が挙げられる。
(Security NEXT - 2011/01/28 )
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