フィッシング報告が減少、URLは9%増 - 4分の3超が独自ドメイン
フィッシング対策協議会の調査用メールアドレスに着信したフィッシングメールのうち、送信元として正規のドメインを偽装したいわゆる「なりすましメール」は約22.5%。前月の約27.8%から5.3ポイント減少し、4分の1を下回った。

調査用メールアドレスに着信したフィッシングメールの傾向(グラフ:フィ対協の発表をもとに独自に作成)
約22.5%の内訳を見ると、約9.7%は送信ドメイン認証技術「DMARC」により受信の拒否や隔離が可能だが、のこる約12.7%については「DMARC」のポリシーが「none」とされていたり、「DMARC」に対応していない。
調査用メールアドレスに着信したフィッシングメールの約77.5%については独自ドメイン名が用いられていた。このうち約23.0%は「DMARC」が設定されており、認証に成功していた。
逆引き設定されていないIPアドレスからの送信は約91.7%で、前月の約93.2%から後退している。
(Security NEXT - 2025/12/26 )
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