フィッシング報告が減少、URLは9%増 - 4分の3超が独自ドメイン
報告全体において悪用されたトップレベルドメインを見ると「.cn」が約51.9%で半数を超えている。「.com」が約20.6%と次いで多い。1万件以上の報告があった「.top(約7.8%)」をあわせると、全体の約80.2%を占める。

フィッシング攻撃で悪用されたブランド件数(グラフ:フィ対協の発表をもとに独自に作成)
「.cfd(約4.0%)」「.net(約2.8%)」「.shop(約2.6%)」「.store(約2.3%)」「.mobi(約2.0%)」「.asia(約1.5%)」についても、1000件以上の報告が寄せられた。
フィッシング攻撃で悪用されたブランドは106件。前月の115件から減少している。カテゴリ別に見ると、「クレジット、信販関連」が22件、「金融関連」が13件だった。
さらに「通信事業者、メールサービス関連(11件)」「証券関連(10件)」「オンラインサービス関連(8件)」「EC関連(7件)」が続いている。
具体的なブランドとしては「Amazon」をかたるケースが約15.1%でもっとも多かった。「Apple」が約5.1%で続く。「ANA」「VISA」「ETC利用照会サービス」をあわせた上位5ブランドで全体の約31.5%にのぼる。また、1000件以上の報告があったブランドは41件で、これらで全体の約93.2%を占めた。
(Security NEXT - 2025/12/26 )
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