「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「CVE-2025-55183」は、「Server Function」に対して悪意あるリクエストを送信すると、ソースコードを返して漏洩するおそれがある脆弱性。Andrew MacPherson氏が12月3日に報告した。
対象となるコードは同関数内に限定されるとし、CVSS基本値は「5.3」、重要度は「中(Medium)」と評価されている。
これら脆弱性は「同19.0.0」および以前のバージョンに確認されている。「CVE-2025-55184」「CVE-2025-55183」は、12月11日にリリースされた「同19.2.2」「同19.1.3」「同19.0.2」にて修正された。
同日「CVE-2025-67779」へ対処が含まれる「同19.2.3」「同19.1.4」「同19.0.3」が即日公開されており、これら脆弱性を解消するため、最新版へとすみやかに更新するよう呼びかけている。
開発チームは、「React」に限らずソフトウェアに重大な脆弱性が判明すると、研究者などによって詳しく調査が行われるため、さらなる脆弱性が明らかになることがあると説明。利用者にとってストレスとなるが、健全なサイクルでもあるとして理解を求め、引き続き今後の情報に注意するよう求めている。
(Security NEXT - 2025/12/12 )
ツイート
PR
関連記事
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「pgAdmin4」リストア処理にRCE脆弱性 - 2カ月連続で判明
地理空間データを活用する「GeoServer」の脆弱性攻撃に注意
Gitサーバ「Gogs」にゼロデイ脆弱性 - 広範囲の公開サーバに侵害痕跡
「React」脆弱性を狙う攻撃が急増、国内SOCで多数観測 - ラック
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、詳細は調整中 - アップデートで修正
ワークフロー実行ツール「n8n」に脆弱性 - アップデートで修正

