「Apache HTTPD」にアップデート - 脆弱性5件を解消
「Apache HTTP Server」の開発チームは現地時間2025年12月4日、セキュリティアップデートとなる「同2.4.66」をリリースした。
今回のアップデートでは、8月以降報告を受けた5件の脆弱性へ対処している。重要度が「クリティカル(Critical)」や「高(High)」とされる脆弱性は含まれていない。
2件については重要度を「中(Moderate)」とレーティングした。具体的には、Windowsにおいて「NTLM」の漏洩に起因し、サーバサイドリクエストフォージェリ(SSRF)が生じるおそれがある「CVE-2025-59775」に対処した。
またモジュール「userdir」「suexec」を利用した環境の特定の構成において、一部CGIが想定外のユーザーIDで実行される「CVE-2025-66200」が明らかとなっている。
このほか、重要度が「低(Low)」とされる「CVE-2025-55753」「CVE-2025-58098」「CVE-2025-65082」を解消した。
(Security NEXT - 2025/12/05 )
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