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利用していたシフト管理SaaSから従業員情報が流出 - 西友

トライアルホールディングスの子会社で、スーパーマーケットチェーンを展開する西友は、同社が利用していたサービスがサイバー攻撃を受け、同社従業員に関する個人情報が外部へ流出したことを明らかにした。

パナソニックコネクト傘下のソフトウェアベンダーであるBlue Yonderが2024年10月に外部よりサイバー攻撃を受け、同社シフト作成ツール「Workforce Management」に保存されていたデータの一部が外部に流出したもの。

2025年10月28日の時点で暫定的な数字となるが、従業員や退職者などあわせて3万0508人分の個人情報が流出したと見られている。

具体的には、氏名、ID、入社日、業務開始日、権限、雇用区分、勤怠関連のコード値が対象。このうち2万6353人については生年月日、7人については初期パスワードも含まれていた。

同社では対象となる関係者に経緯の報告と謝罪を進めている。

また今回の問題の判明を受けて、Blue Yonderに対してセキュリティ体制の強化を求めるとともに、個人情報を扱うシステムの点検や委託先管理の見直しを実施するとしている。

(Security NEXT - 2025/11/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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