GitLab、アップデートを公開 - 脆弱性7件を解消
GitLabは現地時間2025年10月22日、同社開発ツールのセキュリティアップデートをリリースした。複数の脆弱性を修正している。
同日セキュリティアドバイザリを公開し、「GitLab Community Edition(CE)」および「Enterprise Edition(EE)」における複数の脆弱性へ対応し、修正版となる「同18.5.1」「同18.4.3」「同18.3.5」をリリースしたことを明らかにしたもの。
あわせて7件の脆弱性へ対処した。重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。
重要度が2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性は3件。APIの制御不備により認証されたユーザーによって本来処理が行えないプロジェクトランナーの制御を乗っ取ることが可能となる「CVE-2025-11702」や、イベント収集やJSONの検証処理においてサービス拒否が生じる脆弱性「CVE-2025-10497」「CVE-2025-11447」に対処している。
いずれもバグバウンティプログラムを通じて報告されたという。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「CVE-2025-11702」が「8.5」、「CVE-2025-10497」「CVE-2025-11447」は「7.5」と評価されている。
このほか、「中(Medium)」「低(Low)」それぞれ2件の脆弱性が修正された。同社は製品の利用者に対し、すみやかにアップグレードするよう呼びかけている。今回のアップデートで修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2025-6601
CVE-2025-10497
CVE-2025-11447
CVE-2025-11702
CVE-2025-11971
CVE-2025-11974
CVE-2025-11989
(Security NEXT - 2025/10/23 )
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