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「Zabbix」のWindows向けエージェントに権限昇格の脆弱性

システム監視ソフトウェア「Zabbix」のWindows向けエージェントにローカル環境において権限の昇格が可能となる脆弱性が明らかとなった。修正バージョンが提供されている。

「Zabbix Agent」および「Agent 2」において「DLLインジェクション」の脆弱性「CVE-2025-27237」が明らかとなったもの。

ローカルユーザーが書き込みできるディレクトリよりOpenSSLの設定ファイルを読み込む仕様に起因する脆弱性としており、不正なファイルが設置された場合、コードを実行されるおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアは「7.3」、重要度は4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」と評価されている。

脆弱性の判明を受けて、同社では修正版となる「同7.4.2」「同7.2.12」「同7.0.18」「同6.0.41」をリリース。利用者に注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/10/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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