シリアライズライブラリ「Apache Fory」Python版に深刻な脆弱性
データのシリアライズに活用されるライブラリ「Apache Fory(旧Apache Fury)」のPython版「pyfory(旧Pyfury)」に脆弱性が明らかとなった。
信頼できないデータをデシリアライズ処理することに起因する脆弱性「CVE-2025-61622」が明らかとなったもの。「Pyfory 0.12.2」から「同0.12.0」までにくわえて、「Pyfury 0.10.3」および以前のバージョンも影響を受ける。
細工したデータストリームを処理することにより、リモートからコードを実行されるおそれがあり、同ライブラリよってシリアル化されたデータを扱うアプリケーションなども影響を受ける。
開発チームでは、現地時間9月28日に注意喚起を実施。重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングした。
米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)も共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、重要度「クリティカル(Critical)」と評価している。
開発チームでは現地時間9月23日に脆弱性を解消した「同0.12.3」をリリース。利用者にアップデートを呼びかけている。
(Security NEXT - 2025/10/02 )
ツイート
PR
関連記事
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
「Dell CloudLink」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 独自修正も
Apple、「macOS Tahoe 26.1」をリリース - 脆弱性105件を修正
「Cisco ASA/FTD」脆弱性がDoS攻撃の標的に - 修正を再度呼びかけ
「React Native CLI」に脆弱性 - 外部よりコマンド実行のおそれ
コンタクトセンター向け製品「Cisco Unified CCX」に深刻な脆弱性
「Chrome」のアップデートが公開 - 脆弱性5件に対応
「SonicWall SMA 100」シリーズに脆弱性 - アップデートが公開
