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開発リポジトリでクラウドアクセスキーを誤公開 - ビール定期便サービス

クラフトビールの定期便サービス「Otomoni」を提供するBrewtopeは、クラウドサーバのアクセスキーが開発リポジトリ上で公開されていたことを明らかにした。顧客や取引先の情報が流出した可能性があるという。

同社によれば、2025年8月13日にクラウドサービスの運営会社から連絡があり、同社が利用するクラウドサーバのアクセスキーがGitHub上で公開されていることが判明したもの。

調査を行った結果、アクセスキーが一時公開されていた影響で、クラウドサーバ上に保存されていた同社サービスの利用者や取引先に関する情報2万0776件が、2024年1月13日以降、問題が判明した2025年8月13日まで第三者によって参照できる状態だった。

クラウドサービス事業者による調査では、同サーバに対するアクセス履歴において、第三者による不正アクセスは確認されていないが、アクセスされた可能性もあるという。

対象となるのは2019年10月以降に同サービスを利用した個人顧客。氏名、配送先住所、電話番号、生年月日、メールアドレス、クレジットカード番号下4桁、カード有効期限が含まれる。

(Security NEXT - 2025/10/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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