仮想化基盤「vCenter Server」「NSX」に脆弱性 - アップデートが公開
仮想化基盤を一元管理するサーバ製品「VMware vCenter Server」やネットワーク仮想化製品である「VMware NSX」に複数の脆弱性が判明した。
Broadcomが現地時間2025年9月29日、セキュリティアドバイザリを公開し、3件の脆弱性「CVE-2025-41250」「CVE-2025-41251」「CVE-2025-41252」について明らかにしたもの。米国家安全保障局など外部より非公開のもと報告を受け、明らかになったという。
「CVE-2025-41250」は、「vCenter」における「SMTPヘッダインジェクション」の脆弱性。悪用には権限が必要となるが、スケジュールタスクの通知メールを改ざんすることが可能となる。
のこる2件はいずれも「NSX」に確認された脆弱性。「CVE-2025-41251」は、パスワードリカバリー機能の不備によりユーザー名が漏洩し、ブルートフォース攻撃につながるおそれがある。「CVE-2025-41252」についてもユーザー名が漏洩するおそれがある。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは、「CVE-2025-41250」が「8.5」と今回判明したなかではもっとも高い。「CVE-2025-41251」「CVE-2025-41252」がそれぞれ「8.1」「7.5」と続く。
(Security NEXT - 2025/09/30 )
ツイート
PR
関連記事
「MongoDB」に脆弱性「MongoBleed」 - 「PoC」公開、早急に対応を
メール転送エージェント「Exim」に脆弱性 - 「クリティカル」評価も
「Apache NiFi」の「Asana」連携の一部処理にRCE脆弱性
ワークフローツール「n8n」に今月3件目の「クリティカル」脆弱性
「IBM API Connect」に認証回避の脆弱性 - 暫定修正を提供
Fortinet「FortiOS」既知脆弱性の悪用を確認 - 認証回避のおそれ
Atlassian、前月更新で脆弱性46件を修正 - クリティカル9件含むも影響は限定的
NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25

