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「MS Edge」の脆弱性3件を修正 - 一部「クリティカル」との評価も

マイクロソフトは現地時間2025年9月25日、同社ブラウザ「Microsoft Edge」のセキュリティアップデートをリリースした。「Chromium」の修正を反映した更新で、一部「クリティカル(Critical)」との指摘もある。

「Chromium 140.0.7339.208」がリリースされたことを受け、同バージョンをベースとする「MS Edge 140.0.3485.94」をリリースしたもの。

「Chromium」において、スクリプトエンジン「V8」に関する脆弱性3件が解消されており、アップデートによって反映した。

具体的には、サイドチャネル攻撃により情報が漏洩する「CVE-2025-10890」や整数オーバーフローの脆弱性「CVE-2025-10891」「CVE-2025-10892」を修正。

Googleでは脆弱性に対応した「Chrome」をリリース済みだが、これら脆弱性の重要度をいずれも2番目に高い「高(High)」とレーティングしている。

(Security NEXT - 2025/09/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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