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Java環境向けテンプレートエンジン「jinjava」に深刻な脆弱性

HubSpotが開発するJava環境向けテンプレートエンジン「jinjava」に深刻な脆弱性が明らかとなった。脆弱性を解消したアップデートが提供されている。

同製品は、ウェブコンテンツのレンダリングに用いられるテンプレートエンジン。細工したデータによって「サンドボックス」の保護を回避してインスタンスを生成できる脆弱性「CVE-2025-59340」が確認された。

同脆弱性を悪用することにより、システム内部のファイルやURLに対するアクセスが可能。リモートから任意のコードを実行されたり、情報漏洩につながるおそれがある。

CVE番号を採番したGitHubでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングした。

同脆弱性は、2025年9月16日にリリースされた「同2.8.1」で修正されており、アップデートが呼びかけられている。

(Security NEXT - 2025/09/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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