SAP、9月月例パッチで新規21件を公開 - 深刻な脆弱性も
SAPは現地時間9月9日、セキュリティアドバイザリ25件を公開した。複数の深刻な脆弱性へ対処したことを明らかにしている。
各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」に新規のセキュリティアドバイザリ21件を公開した。また従来のアドバイザリ4件について更新している。
新規に公開したアドバイザリのうち3件については、重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングした。
なかでも「SAP NetWeaver」におけるデシリアライゼーションの脆弱性「CVE-2025-42944」については、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアが最高値である「10.0」と評価されている。
「SAP NetWeaver AS Java(Deploy Web Service)」のファイル操作に関する脆弱性「CVE-2025-42922」が「9.9」、「NetWeaver」における認証の欠如「CVE-2025-42958」が「9.1」で続いた。
(Security NEXT - 2025/09/10 )
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