Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2017年以前の一部「FeliCa」ICチップに脆弱性 - 外部指摘で判明

ソニーは、非接触ICカード技術「FeliCa」の一部ICチップに脆弱性が見つかったことを明らかにした。

「FeliCa」は、ICチップを用いた近距離無線通信技術。日本国内において広く導入されており、交通系ICカードや電子マネーのほか、身分証など幅広い目的で活用されている。

同社によれば、2017年以前に出荷された一部のICチップに脆弱性が判明したもので、特定の操作により、チップにおいてデータの読み取りや改ざんが行われるおそれがあるという。

情報処理推進機構(IPA)が提供する「情報セキュリティ早期警戒パートナーシップガイドライン」のもと、外部から指摘を受け、確認した。

同社は「FeliCa」を利用するサービスのセキュリティについては、「ICチップ」だけでなく、サービスごとにシステム全体で構築されると説明。パートナーシップの枠組みのもと、一部サービス事業者や公的機関と連携しつつ、対応を進めている。

(Security NEXT - 2025/08/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

米当局、脆弱性5件の悪用に注意喚起 -10年以上前の「Shellshock」関連も
NoSQLデータベース「Redis」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
IBMのデータ変換プラットフォームに深刻な脆弱性 - 修正版を提供
「Nagios Log Server」に複数脆弱性 - 3月の更新で修正
米当局、「Zimbra」の脆弱性に注意喚起 - 軍関係狙うゼロデイ攻撃も
「NVIDIA GPUディスプレイドライバ」に複数脆弱性 - アップデートを公開
「Kibana」に複数のXSS脆弱性 - 「CrowdStrike」との連携ツールにも
「GitLab」にアップデート - 脆弱性4件を解消
米当局、「Grafana」の既知脆弱性に対する攻撃に注意喚起
ファイアウォール基盤「PAN-OS」に判明した脆弱性2件を修正 - Palo Alto