委託職員が患者に私的LINE連絡、第三者に共有 - 都立病院
東京都立病院機構は、東京都立大久保病院において業務委託先従業員が、患者の個人情報を利用し、SNS経由で私的なメッセージを送信していたことを明らかにした。
同機構によれば、業務を委託しているソラストのアルバイト従業員が、患者の携帯電話番号を入手し、不正に利用していたことが判明したもの。
2025年8月9日に救急外来を受診した患者1人の診療申込書兼外来診療録より取得し、コミュニケーションサービス「LINE」経由で私的なメッセージを送付していた。
8月15日に患者より病院職員を名乗る者からLINEで連絡があったと電話があり、ヒアリングを行ったところ問題が発覚。複数の聞き取りを通じて、同職員が患者とのLINE画面を第三者に共有していたことも明らかとなった。
同院と業務委託先では、対象となる患者に謝罪を行った。今回の問題を受けて、個人情報管理に関する研修や教育を実施し、再発の防止を図るとしている。
(Security NEXT - 2025/09/04 )
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