ヘッドレスCMS「Directus」に脆弱性 - 7月の更新で対処
ヘッドレスCMS「Directus」に脆弱性が明らかとなった。脆弱性を修正したアップデートが提供されている。
ファイルの更新機能に不備があり、認証を必要とすることなく既存ファイルを任意の内容で上書きし、改ざんできる脆弱性「CVE-2025-55746」が明らかとなったもの。
任意の拡張子を持つファイルをあらたにアップロードすることも可能。ソフトウェアのユーザーインタフェースより設置されたファイルは確認できないという。
脆弱性を悪用するには既存のファイルUUIDが必要。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.3」、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。
開発チームでは、2025年7月9日にリリースした「同11.9.3」にて同脆弱性に対処した。利用者に対して早急なアップデートを呼びかけている。
(Security NEXT - 2025/08/26 )
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