Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
Python向けに提供されている「HTTPプロトコル」を処理するためのライブラリ「h11」に深刻な脆弱性が明らかとなった。脆弱性を修正したアップデートが提供されている。
「同0.15.0」および以前のバージョンに脆弱性「CVE-2025-43859」が明らかとなったもの。
「Chunked-Encodingボディ」において末尾データの検証処理に不備があり、特定の条件下において意図しないデータを受け入れ、本来ならば不正と判断すべきデータを拒否せず、「リクエストスマグリング攻撃」を受けるおそれがあることが判明した。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.1」と評価されており、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。
開発チームでは現地時間2025年4月24日に「同0.16.0」をリリース。同脆弱性を解消した。
(Security NEXT - 2025/04/28 )
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