「MS Edge」にセキュリティアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
マイクロソフトは現地時間2025年4月17日、同社ブラウザ「Microsoft Edge」のセキュリティアップデートをリリースした。「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性を解消している。
「Chromium 135.0.7049.96」をベースとする「MS Edge 135.0.3179.85」をリリースしたもの。「Chromium」における脆弱性2件の修正を反映している。「MS Edge」固有の脆弱性に対する修正はなかった。
具体的には、メディア処理に関連する「Codecs」において、ヒープバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2025-3619」を修正した。Googleでは、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。
USB機能において解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2025-3620」に対応した。重要度は、1段階低い「高(High)」とレーティングされている。
また米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)では、いずれも共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「8.8」と評価。重要度を「高(High)」としている。
(Security NEXT - 2025/04/21 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性