「TIBCO Spotfire」に複数の深刻な脆弱性 - アップデートで修正
TIBCO Softwareが提供する分析プラットフォーム「TIBCO Spotfire」に複数の脆弱性が明らかとなった。各製品向けにアップデートが提供されている。
リモートより任意のコードが実行されるおそれのある脆弱性「CVE-2025-3114」「CVE-2025-3115」が明らかとなったもの。
「CVE-2025-3114」は、検証不備の脆弱性としており、悪意あるコードが埋め込まれたファイルを読み込むと、サンドボックスを回避され、コードが実行されるおそれがある。
一方「CVE-2025-3115」は、データ関数における脆弱性でコードインジェクションが可能。ファイルアップロード時におけるファイル名の検証に不備があり、細工したファイルをアップロードすることにより、任意のコードが実行可能となる。
共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」において、ともにベーススコアは「9.4」、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」と評価されている。
同社は、「Spotfire Statistics Services 14.4.2」「同14.0.7」や「Spotfire Enterprise Runtime for R 1.22.2」「同1.17.7」のほか、「Spotfire Service for R」「同for Python」「Spotfire Analyst」「Spotfire Desktop」「Deployment Kit」などに向けてアップデートを用意。利用者に注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2025/04/14 )
ツイート
PR
関連記事
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み