Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「CrushFTP」に認証回避の脆弱性 - 早急にアップデートを

ファイル転送サーバ「CrushFTP」に認証をバイパスできる脆弱性が明らかとなった。早急にアップデートを実施するよう呼びかけられている。

「同11.3.0」「同10.8.3」および以前のバージョンに脆弱性「CVE-2025-2825」が明らかとなったもの。細工したリクエストにより、認証を必要とすることなくアクセスが可能となる。

CVE番号を採番したVulnCheckでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」と評価。重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

セキュリティアドバイザリが公開された3月21日の時点で脆弱性の悪用は確認されていないとしており、同ソフトウェアで「DMZ機能」を使用している場合は影響を受けないとしている。

開発チームは、「同11.3.1」「同10.8.4」にて同脆弱性を解消しており、早急にアップデートを実施するよう利用者に注意を呼びかけている。

「CrushFTP」に関連する脆弱性としては、2024年4月に公表された「CVE-2024-4040」は悪用が確認されている。また同年11月には、アカウント侵害が可能となる「CVE-2024-53552」なども判明している。

(Security NEXT - 2025/03/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性