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PerconaのDB管理ツールに深刻な脆弱性 - 更新と侵害有無の確認を

データベースの管理や監視を行うプラットフォーム「Percona Monitoring and Management(PMM)」の仮想アプライアンス版に脆弱性が明らかとなった。

Perconaによれば、デフォルトのサービスアカウントにおける認証情報が設定されたままとなっている脆弱性「CVE-2025-26701」が判明したもの。

悪用されると、SSHアクセスの取得やroot権限への昇格が可能となる。「PMM 2.38」以降のOVA版が対象で、Docker版やAmazon Machine Image(AMI)版は影響を受けない。

CVE番号を採番したMITREは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを最高値である「10.0」と評価、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

Perconaは、脆弱性を修正した「PMM 2.44.0-1」および「PMM 3.0.0-1」を現地時間2025年2月10日にリリース。利用者へアップデートを強く推奨している。

また侵害されている可能性を考慮し、接続されているサービスの認証情報の変更や、システムおよび認証ログの確認などを行うよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/03/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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