Zohoのパスワードリセット製品にアカウント乗っ取りの脆弱性
Zohoのパスワードリセット製品「ManageEngine ADSelfService Plus(ADSSP)」にアカウントの乗っ取りが可能となる脆弱性が明らかとなった。
同製品は、ユーザー自身でアカウントロックの解除やパスワードのリセットなどを行うことができるパスワード管理製品。同製品においてアカウント乗っ取りの脆弱性「CVE-2025-1723」が判明した。
セッション管理の不備に起因し、多要素認証が無効化されている環境においてユーザーの登録情報が漏洩するおそれがあり、アカウントを乗っ取られるおそれがある。バグ報奨金制度を通じて報告を受けたという。
同社は共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「8.1」とし、重要度を「高(High)」とレーティングした。
同社は現地時間2月26日にリリースした「Build 6511」で脆弱性を修正。同バージョン以降へアップデートするよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2025/03/06 )
ツイート
PR
関連記事
「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開
「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Palo Alto、セキュリティアドバイザリ6件を公開
「Spring Framework」に脆弱性 - アップデートで修正
LLMキャッシュ管理ツールにRCE脆弱性 - キャッシュ汚染に起因