「ZCS」や「MS Partner Center」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
米当局は現地時間2025年2月25日、「Microsoft Partner Center」や「Zimbra Collaboration Suite(ZCS)」の脆弱性が悪用されているとして注意喚起を行った。
米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)が、「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へあらたに2件の脆弱性を追加し、注意を呼びかけたもの。
「CVE-2023-34192」は、Synacorが提供する「Zimbra Collaboration Suite(ZCS)」に判明したクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性。2023年5月にリリースされた「同8.8.15 Patch 40」で修正された。
悪用には認証が必要となるが、細工したスクリプトを介して任意のコードを実行されるおそれがある。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」におけるベーススコアは「9.0」とされる一方、同社は重要度を4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」としていた。
一方「CVE-2024-49035」は、マイクロソフトのパートナー向けポータル「Microsoft Partner Center」に判明した権限昇格の脆弱性。サービス上で自動的にアップデートを展開するため、利用者側における対応は不要としている。
同社は同脆弱性に関して、2024年11月26日にセキュリティアドバイザリを定例外で公開。翌27日には悪用されたことを明らかにしていた。
(Security NEXT - 2025/02/26 )
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