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データ分析ツール「Kibana」にサービス拒否の脆弱性

Elasticが提供するデータ分析可視化ツール「Kibana」に複数の脆弱性が判明した。サービス拒否が生じるおそれがあり、アップデートが提供されている。

現地時間2025年1月23日にセキュリティアドバイザリを公表し、2件の脆弱性「CVE-2024-52972」「CVE-2024-43708」を明らかにしたもの。

具体的には、リソース割り当てに適切な制限やスロットリングがない環境で、一定のアクセス権限を持つユーザーが特定のリクエストを送信すると、サービス拒否が発生するという。

いずれも共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「6.5」、重要度を4段階中、上から3番目にあたる「中(Medium)」とレーティングしている。

同社は脆弱性を修正した「同8.15.0」「同7.17.23」をリリース。利用者にアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/01/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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