「TeamViewer」のWindowsクライアントに権限昇格の脆弱性
リモートアクセスツールである「TeamViewer」のWindows向けクライアントに脆弱性が判明した。アップデートが呼びかけられている。
TeamViewerが現地時間2025年1月28日にセキュリティアドバイザリを公開し、引数インジェクションの脆弱性「CVE-2025-0065」について明らかにしたもの。
ローカル環境で低権限のユーザーにより、権限の昇格が可能になる。一部コンポーネントにおける引数の処理に起因し、同社はアドバイザリの優先度を「重要(Important)」とレーティングした。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.8」、重要度は4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」と評価している。アドバイザリの公表時点で悪用などは確認されていないという。
同社は脆弱性を修正した「同15.62」を公開。利用者に対して最新版へアップデートするよう注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2025/01/30 )
ツイート
PR
関連記事
「i-FILTER」に不正な定義ファイル読み込む脆弱性
「OpenSSL 3.5」に設定と挙動異なる脆弱性 - コピペミスで発生
WAF「ModSecurity」に脆弱性 - リクエスト数回でメモリ枯渇
Samsung製デジタルサイネージの脆弱性狙う攻撃に注意
「Versa Concerto」に深刻な脆弱性 - 修正状況不明、詳細が公開
GitLabに10件の脆弱性 - アップデートを呼びかけ
「BIND 9」に緊急脆弱性 - 1パケットでDoS攻撃が可能
「Chrome 137」の早期安定版がリリース - 8件のセキュリティ修正
「Spring Security」の一部メソッド制御に認可バイパスの脆弱性
「OpenPGP.js」の署名検証に脆弱性 - 修正パッチをリリース