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フィッシングURLが過去最多の約12万件 - 報告も23万件超に

報告されたフィッシングサイトにおいて悪用されていたトップレベルドメインを見ると、「.cn」が約54.5%でもっとも多い。「.com(約36.8%)」「.shop(約4.0%)」「.goog(約1.2%)」が続いている。

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フィッシングに悪用されたブランド件数の推移(グラフ:フィ対協の発表をもとに独自に作成)

URLの認証情報部分やサブドメイン、パラメーター部分にランダムの文字列を記載し、迷惑メールフィルタや解析ツールの検知を回避しようとする手口が横行している。

メールの文面に表示されない文字コードや正規のURLを混入させたり、UnicodeでURLを記載するケースも引き続き確認されているほか、Google翻訳のURLを利用するケースも報告されている。

同月に悪用が確認されたブランドは、前月から13件増加して107件だった。2023年6月より18カ月ぶりに100件を超えた。

カテゴリに見ると「金融関連」が27件、「クレジット、信販関連」が21件、「通信事業者、メールサービス関連」が12件、「サービス関連」が8件、「決済関連」「EC関連」がそれぞれ6件だった。

(Security NEXT - 2025/01/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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