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VeeamのAzureバックアップソフトに脆弱性 - アップデートで対応

Veeam Softwareが提供する「Veeam Backup & Replication」において、「Microsoft Azureワークロード」を保護するコンポーネントに脆弱性が明らかとなった。脆弱性を修正するアップデートが提供されている。

「Veeam Backup for Microsoft Azure 7.1.0.22」および以前のバージョンに脆弱性「CVE-2025-23082」が判明し、現地時間2025年1月13日にアドバイザリをリリースしたもの。

サーバサイドリクエストフォージェリ(SSRF)の脆弱性としており、細工したリクエストによりネットワークを列挙することが可能。ほかの攻撃についても助長するおそれがあるという。

同社のテスト中に同脆弱性を発見した。Azureワークロードを保護していない場合は影響を受けないとしている。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「7.2」、重要度は4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングしている。悪用は確認されていない。

同社は脆弱性を修正した「Veeam Backup for Microsoft Azure 7.1.0.59」をリリース。同バージョン以降へアップデートするよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/01/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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