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委託先が資料を空港トイレに置き忘れ、出発 - 佐賀県

佐賀県は、委託先事業者が個人情報含む資料を空港のトイレに置き忘れる事故が発生したことを公表した。資料は翌日回収されている。

同県によれば、同県が有明海沿岸道路の調査、設計業務を委託している三井共同建設・筒井測量設計建設関連共同企業体の関係者が、関係資料を九州佐賀国際空港のトイレに置き忘れたもの。

同関係者はそのまま飛行機に搭乗したため、2024年12月25日18時半ごろから翌26日10時半ごろにかけて放置された状態となった。

問題の資料には、土地名義人19人分の氏名、地番、面積、地目が記載されていた。同空港より連絡があり問題が判明。資料はすべて回収されている。情報の外部流出や不正利用などは確認されていない。

今回の問題を受け、同県では業務委託先に対し、同県の個人情報保護方針に基づき、個人情報を適切に取り扱うようあらためて周知した。

(Security NEXT - 2025/01/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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